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【グルメ/ラーメン】広島・広島駅「くにまつ+武蔵坊」

  • 執筆者の写真: 三輪大輔
    三輪大輔
  • 6月23日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月3日

                         三輪大輔|外食ビジネスアナリスト


この仕事をしていると、出張で各地を訪れる機会が多い。以前は月に数回、飛行機に乗っていた時期もあった。ピーク時には、奄美大島から沖縄へ日帰りで向かったこともある。さすがに最近はそこまでではないが、それでも毎月のように、どこかの街へ伺うことが多い。


6月に訪れたのは広島だった。ただ、広島はやはり遠い。東京から新幹線で向かうと、4時間ほどかかる。飛行機という選択肢もあるが、広島空港は市街地から距離がある。迷った結果、今回は新幹線を選んだ。


広島を訪れるのは3回目。広島駅を利用するのは2回目だった。前回来たときは、いわゆる新しい広島駅がまだ工事中で、路面電車は地上から発車していた。今回は開業後、初めての訪問。路面電車が駅ビルの3階付近から発着する姿を見ただけでも、来た甲斐があったと思えた。


くにまつ+武蔵坊

せっかく広島まで来たので、少しだけ街も歩いた。原爆ドームを訪れると、欧米から来たと思われる観光客がピースサインをしながら写真を撮っていた。最初は少し違和感を覚えた。ただ、考えてみれば、それこそが平和な光景なのかもしれない。重い歴史を持つ場所に、世界中から人が訪れ、それぞれの形で記憶しようとしている。平和記念公園を歩き、そこから市街地を散策した。広島の街には独特の力強さがある。歴史を背負いながら、都市として前へ進んでいる。その熱量を、歩きながら感じた。


出張の最後に広島駅で食べたのが、「くにまつ+武蔵坊」だった。同店は、汁なし担担麺で人気を集める広島市内の2店、「くにまつ」と「武蔵坊」がコラボして出店している店だ。場所は広島駅。新幹線に乗る前にも立ち寄りやすく、出張者にとってはありがたい存在である。オーダーしたのは「ごま一辛」。手元に現金の持ち合わせがなかったが、キャッシュレス決済にも対応していた。駅で営業している店らしく、そのあたりも用意周到だ。


くにまつ+武蔵坊

ブログのカテゴリーとしてはラーメンに入れているが、実際には汁なし担担麺である。辛さやしびれは、強すぎるわけではない。むしろ印象に残るのは、ひき肉の旨みとごまの香りだ。甜麺醤に香り高い紹興酒を加え、高温で一気にひき肉を炊き上げる。その肉味噌が、麺とタレにしっかり絡む。ごまのまろやかさも加わり、全体のバランスがいい。タレ、具材、麺の絡みも抜群で、食べ進めるほどに味がまとまっていく。途中で花椒とラー油を加えると、刺激が増す。最初は穏やかに食べさせ、後半で自分好みに辛さとしびれを足していく。この変化も楽しい。


最初は、なぜ白米が必要になるのだろうと思っていた。汁なし担担麺に白米。食べる前は、その意味があまりわかっていなかった。ただ、最後まで食べ進めると納得した。丼の底に残るタレと肉味噌。これは、たしかに白米がほしくなる。


駅でさっと食べられる一杯でありながら、広島らしい食文化にも触れられる。出張の締めくくりとして、かなり満足度の高い一杯だった。広島駅が新しくなり、路面電車の風景も変わった。その駅で、広島の人気店同士が組んだ汁なし担担麺を食べる。短い滞在ではあったが、街の変化と食の力を感じる出張になった。


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