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フードジャーナリスト 三輪大輔

MIWA JOURNAL
飲食店経営と現場を、記者の視点で掘り下げています。
外食業界のトレンドやDX、注目企業の取り組みを分析し、
その合間にエッセイや音楽についても綴っています。
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文章の語尾が同じで単調?──「コード」を変えるように、文章のリズムを整える方法
文章を書いていて、「同じ語尾ばかり続いている気がする……」と不安になったことはありませんか?
私自身、原稿を書いている最中にふと立ち止まり、「なんだか単調だな」と感じることがよくあります。特に「です・ます調」で執筆しているときは、変化をつけるのに苦戦する場面も少なくありません。
単調に感じる原因の一つが、語尾のバリエーションです。 厳密なルールはありませんが、同じ語尾は「連続して2回まで」がひとつの目安と言われます。理由は単純で、3回以上続くと文章のリズムが悪くなるからです。

三輪大輔
6 日前読了時間: 4分


2026年、外食M&Aは臨界点か。高額買収の「伸び代」と「高値掴み」の境界線
近年、外食業界では投資ファンドや大手企業による買収が相次いでいる。その象徴的な事例が、「資さんうどん」「カフェ・ベローチェ」「バーガーキング」だ。いずれも評価額は数百億円規模に達しており、外食産業の見え方が明らかに変わりつつある。 資さんうどんは「約200億円」で何を評価されたのか 北九州発のうどんチェーン「資さんうどん」は、すかいらーくホールディングスによって買収された。買収額は約200億円とされている。この金額は、足元の売上や利益だけを見て算出されたものではない。評価の軸となったのは、以下のような点だろう。 ・ロードサイド型を中心とした大型店舗モデル ・地域で圧倒的な支持を得ているブランド力 ・関東圏をはじめとした未開拓エリアの出店余地 ・オペレーションの標準化によるスケール可能性 すかいらーくにとっては、自社の出店ノウハウや調達力、人材基盤を活かしやすい業態だった。創業オーナー色の強いチェーンを、企業経営のフェーズへ移行させる。その「伸び代」を含めた200億円と見るのが自然だ。 カフェ・ベローチェは「300〜400億円」で何を買われたのか.

三輪大輔
1月6日読了時間: 4分


2026年に旋風を巻き起こすか。天ぷら業態に訪れた第三の波。
2026年、天ぷらが一大ブームになるかもしれない。それを予感させる動きが、今、外食業界で静かに、しかし確かに進んでいる。その背景を解説する前に、天ぷら業態がこれまでたどってきた流れを整理しておきたい。

三輪大輔
2025年12月25日読了時間: 5分


なぜ投資ファンドは外食チェーンを買うのか
近年、外食業界では投資ファンドによる買収が相次いでいる。ラーメンチェーン、焼肉チェーン、カフェ業態など、対象となる業態は幅広い。現場では「またファンドか」という声も聞かれるが、なぜ彼らは外食チェーンに注目するのか。その背景を整理したい。
外食は「改善余地」が可視化しやすい産業である
投資ファンドが企業を買収する最大の目的は、経営効率を高めて企業価値を引き上げ、将来的に売却益を得ることにある。その点で外食産業は、非常に相性が良い。
理由の一つは、改善ポイントが分かりやすいことだ。原価率、人件費率、回転率、客単価、出店効率など、数字で管理できる指標が多く、施策の成果も比較的短期間で表れやすい。セントラルキッチンの導入や仕入れの一本化、メニュー構成の見直しなど、手を打つべきポイントが明確である。
特に創業者主導で成長してきた外食チェーンほど、オペレーションや管理体制が属人的になりやすい。そこにファンドが入り、経営管理を標準化することで、利益体質に転換できる余地が生まれる。

三輪大輔
2025年12月18日読了時間: 3分


【飲食経営者の肖像】「賞与支給額を2倍に」。ガーデン・川島賢氏が引き受けた、“約束を守る”ための成長戦略
そうした前提に対し、会社を成長させ、その果実を現場に返す責任を正面から引き受けてきた経営者がいる。それが「月刊飲食店経営1月号」の表紙を飾っていただいたガーデンの川島さんだ。
同社はコロナ禍という逆風の中で上場を果たし、従業員への再分配を強化してきた。ここ2〜3年で賞与水準を大きく引き上げ、結果として支給額は約2倍となっている。現在の平均年収はおよそ550万〜560万円。外食産業の中では上位に位置づけられる水準だ。
もちろん、他業種と比べればまだ十分に高いとはいえないかもしれない。それでも川島さんは、「外食の中でトップクラスにする」という目標を明確に掲げ、昇給などについても社員に約束として示してきた。その約束を守りながら、成長の果実を現場に還元する。その姿勢は、言葉ではなく数字で示されている。

三輪大輔
2025年12月16日読了時間: 4分


【飲食DXの伴走者】「バズり」を運任せにしない。株式会社UNITが提唱する、再現性のある“SNS集客”の設計図
ここ数年、SNSを活用した集客に成功する飲食店の事例をよく耳にする。有名YouTuberの来店をきっかけにバズが起きた、著名インフルエンサーが訪れたことで行列が生まれた。経営者からこうした報告を受けるたび、メディアに携わる人間として少し複雑な思いになる。それでも、飲食店経営においてSNSが欠かせない存在になったことは間違いない。しかし、多くの店舗は「戦略としてSNSをどう活用するか」という核心に、まだ十分な解を持っていない。偶発的なバズに期待するしかなく、実態は運任せの集客に近いのではないか。私自身も同じ疑問を抱いていた。SNSを使った集客は博打にしか見えず、再現性のある仕組みにはなり得ないと考えてきた。こうした課題に対し、明確な答えを提示するサービスがある。株式会社UNITが提供するグルメ特化型インフルエンサープラットフォーム「ユニット」である。彼らの取り組みを取材する中で、SNS集客は偶発ではなく、設計できる領域にまで進化していることが分かってきた。実際、ある外食チェーンがSNSで話題化した裏側には、同社の支援が存在していたことも判明した。

三輪大輔
2025年12月11日読了時間: 3分


AI時代に「食える」ライター、消えるライター。生き残るための3つの絶対条件
前回、AI時代に大切なのは「編集の視点を持つこと」だと書きました。そして最後に、こう問いを置きました。では、AI時代に稼げるライターの条件とは何でしょうか。今回は、その答えにつながる三つのポイントについて紹介していきます。いずれも、AIが文章を書ける時代だからこそ、書き手により強く求められるスキルです。

三輪大輔
2025年12月9日読了時間: 3分


ラーメン店はなぜ買われるのか? 外食大手がM&Aを進める背景
現在、外食業界ではラーメン店のM&Aが盛んに行われている。例えば、2024年12月には「カレーハウス CoCo壱番屋」を展開する株式会社壱番屋が豚骨ラーメンチェーンを買収した。また、株式会社吉野家ホールディングスも、事業の第三の柱をラーメンに据え、今後M&Aを積極的に進める方針を示している。ぜ今、ラーメンに注目が集まるのか。その背景を考察していく。

三輪大輔
2025年12月4日読了時間: 4分


【グルメ/ラーメン】新大阪「らーめん しおじ」
ここ最近、仕事が立て込み、ラーメン店を目的に動く余裕がなかなか取れなかった。そんな中、出張の合間に立ち寄ったのが、新大阪駅の新幹線改札内にある「らーめん しおじ」だ。
年に数十回の出張を重ねる生活の中で、少し前までは駅弁に凝っていた時期もあった。しかし、限られた移動時間の中で満足感を得ようとすると、「一杯で完結する」食事へと意識は向かい、自然とラーメンに戻ってくる。
この日、注文したのは「しおじの塩らーめん」に卵トッピングだ。この他にも「九条ねぎらーめん」や「しおじの醤油らーめん」が用意されているが、個人的には塩が最も好みに合う。

三輪大輔
2025年12月2日読了時間: 2分


【アルバム論評】SUPER BEAVER/SUPER BEAVER 20th Anniversary 都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム
2025年、最も聴いたアルバムは何かといえば、SUPER BEAVERのライブ盤「SUPER BEAVER 20th Anniversary 都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム」だ。個人的に、良いバンドには三つの条件があると考えている。第一にバンド形態がシンプルであること。第二に昔の曲を演奏すること。そして第三にライブアルバムを出すことだ。ライブはバンドを全てをさらけ出す。だからこそ、ライブ盤を堂々と出せるバンドは信頼に足る。

三輪大輔
2025年11月27日読了時間: 4分


ロイヤルホスト 〜息子と僕と、この頃、はま寿司〜
それは、僕の人生最初の記憶と関係が深い。人生で初めての記憶は4歳の誕生日で、場所は本厚木駅の近くにあった「ロイヤルホスト」だ。ふかふかの絨毯、コック帽を被ったコックさん、そしてテーブルに届けられるおいしそうな料理。そうした光景を今でもけっこう鮮明に覚えている。そのときの、温かい家族の姿も。当時、住んでいたのは神奈川県厚木市の片田舎だ。田んぼと山と川に囲まれた自然豊かな場所で、辺りにはファストフードなどない。そんな僕にとって、ファミレスは非日常だった。だからかもしれない。4歳の誕生日のロイヤルホストでの時間は、かなり鮮烈な記憶として覚えている。今の仕事を考えると、ちょっと運命的といえるかもしれない。

三輪大輔
2025年11月25日読了時間: 2分


TBSテレビ「ひるおび」出演
11月25日(火)放送のTBS「ひるおび」内のコーナー「#ひるおびライフ」で、第4次モーニングブームについて解説しました。 飲食店のモーニングは、従来の朝食を提供する場という枠を超え、生活動線の変化や外食ニーズの多様化に合わせて広がりを見せています。第4次モーニングブームでは、専門店だけでなく、カフェ、ファストフード、ベーカリーなど業態をまたいだ進化が進んでおり、今後どのような盛り上がりを見せていくのか楽しみです。 Yahooで公開している解説記事もありますので、あわせてご覧いただければ幸いです。 第四次モーニングブーム到来!? ファミレスが朝に本気を出しはじめた理由とは

三輪大輔
2025年11月25日読了時間: 1分


【グルメ/ラーメン】浅草・田原町「担々麺 十吉樓」
浅草の雷門通りの外れ、田原町駅近くに店を構える「担々麺 十吉樓」。外観は担々麺専門店というより、オシャレなバルを思わせるシックなデザインである。店内にはボサノバが流れ、落ち着いた雰囲気が漂う。看板商品のプレミアム担々麺は、私の担々麺史において最高の一杯と言い切れる完成度である。ベースとなる鶏白湯スープは驚くほどクリーミーで、胡麻の香りが深く立ち上がる。白髪ねぎと干しエビ、スープに沈むひき肉とカシューナッツ。この立体的な盛りつけが、視覚的にも味覚的にも満足度を押し上げている。

三輪大輔
2025年11月20日読了時間: 1分


ライターの仕事はなくなる?AIに「代替される人」と「生き残る人」の決定的な差
現在、AIの進化は目覚ましいものがあります。ライターの方でも、文字起こしツールや、ChatGPTのような生成AIを、実際の仕事に取り入れている人が増えているのではないでしょうか。私自身も積極的に活用しており、以前と比べて生産性は格段に高まりました。一方で、AIの進化によって「ライターの仕事はなくなるのではないか」という不安を抱く方もいるかもしれません。少し前の話になりますが、2015年12月に野村総合研究所が「日本の労働人口の49%が人工知能やロボットで代替可能になる」というレポートを発表し、大きな話題を呼びました。その中で特に注目されたのが、「代替可能性が高い職業100」と「低い職業100」のリストです。

三輪大輔
2025年11月18日読了時間: 4分


【飲食経営者の肖像】プロントコーポレーション杉山和弘社長
月刊飲食店経営12月号が発売。今月号の表紙は、株式会社プロントコーポレーションの代表取締役社長、杉山和弘氏です。

三輪大輔
2025年11月14日読了時間: 4分


【音楽エッセイ】ミスチルと親友と、青春の終わり。
いつの日もこの胸に流れているメロディ––––その爽やかな旋律は音楽なんて知らなかった、12歳の僕の心を鷲掴みにした。なんだ、この胸が高鳴る音楽は。大きな衝撃とともに、僕の世界の色は塗り替えられた。原色の世界から、より深みと豊かさ、そして陰影を持った世界へ。もしかしたら、それが大人への第一歩だったのかもしれない。とにかく、「innocent world」との出合いから僕とミスチルの物語が始まった。その後も、人生の節目には、いつもミスチルの音楽がそばにあった。例えば、大学受験のときは『終わりなき旅』だ。CDコンポで何度も聴き返し、ただ未来だけを見据えながら勉強机に向かった。大学に合格したものの、家庭の事情で進学できなかったときは『Any』だ。「今 僕のいる場所が」という一節に救いを求めながら、現状を打破するいとぐちを探していた。就活の時期は『Worlds end』、29歳であてもなく再び上京したときは『Prelude』、そして会社員時代に燃え尽き症候群で心が空洞になったときは『未完』と、数え上げればきりがない。人生の転換点には必ずミスチルの楽曲が寄り

三輪大輔
2025年11月11日読了時間: 7分


人生の「停滞感」の正体とは?40代で効いた、思考の霧を晴らす『Think clearly』という処方箋
ここ一年ほど、個人的な課題は「中年の危機にどう向き合うか」であった。この仕事にいったいどんな意味があるのか。
自分はこの先、何を目指して生きていけばいいのか。そうした問いは、放っておけば存在そのものを揺るがしかねない。実際、この一年はその問いと正面から向き合う必要があった時期である。いまはひとまず結論が出て、具体的にやりたいことも見えてきたが、振り返ると、自分の思考はかなり凝り固まっていた。年齢とともに頑固になり、考え方のバランスが悪くなっていたのかもしれない。その「こり」をほぐすひとつの糸口として、自然と手に取るようになったのが認知科学や行動心理学の本である。うまく言葉にできず、処理しきれていなかった感情や違和感に名前が与えられ、少しずつ整理されていく。その感覚が心地よかった。本書『Think clearly』も、そうした文脈で選んだ一冊である。読んでいるうちに、曖昧だった感情やモヤモヤにラベルが貼られ、頭の中の棚が整っていく。タイトルの通り、思考が明瞭になっていく体験があった。

三輪大輔
2025年11月6日読了時間: 4分


【グルメ/ラーメン】新宿御苑前「麺宿 志いな」
二十数年前、新宿御苑前の会社に勤めていた時期がある。当時の新宿御苑は、都会の中の小さな“隠れ里”といった趣があり、個人店が多く、老舗や名店が点在する街であった。しかし、今は雰囲気が変わりつつある。新宿や四谷の家賃高騰により、飲食の新店が御苑方面へ流れてきているとのだろう。新しくオフィスを構える企業や、御苑を目当てにした外国人観光客も目に見えて増えた。ビジネスチャンスの大きな街へ変わり始めている。

三輪大輔
2025年11月4日読了時間: 2分


【楽曲レビュー】吉井和哉/みらいのうた
ひっそりとリリースされたその曲は、僕の心にスッと染み込んでいった。まるで最初から、その曲のための隙間が心の奥に用意されていたかのように、ごく自然に。気づけば、冷めた心に注がれるアルコールのように静かに熱が広がり、リピート再生を繰り返していた。リリース日は2021年8月6日。僕はその四日後に39歳になり、二週間後には父親になろうとしていた。僕の心を静かに、でも力強く動かした曲とは、吉井和哉の「みらいのうた」だ。当時、なぜこの曲が強く胸に残ったのか、うまく言葉にできなかった。しかし今、振り返ると、あの頃の僕は強く“有限性”を意識していたのだと思う。39歳で初めての子どもを迎える。子どもが成人する頃、僕は59歳になる。人生は思っているほど長くない。子どもと過ごせる時間も、想像している以上に短い。その現実が、胸の深いところで静かに動き始めていた

三輪大輔
2025年10月30日読了時間: 4分


スマホオーダーはなぜ賛否を巻き起こすのか
スマホオーダー導入をめぐる問題が生じる根本的な理由は、飲食店側のメリットが優先されすぎている点にある。飲食店がスマホオーダーの導入を進める理由は、大きく分けると人手不足の解消か、人件費高騰への対応の二つに行き着く。もちろん、これらは店舗運営にとって極めて重要である。しかし、こうした経営上のメリットが過度に優先されると、顧客体験価値(CX)が置き去りになるのも事実だ。
多くのベンダーは、スマホオーダーによってスタッフをオーダーテイクの煩雑さから解放し、本来の業務に集中できると説明する。その結果、先回りした声掛けができたり、これまでできなかったメニューのお薦めができたりして、結果として、顧客体験価値が上がるという論理だ。そもそも「オーダーテイクが素晴らしかったから、あのお店にもう一度行こう」とはならない。それよりも「スタッフに勧められた料理が印象的だったからまた来たい」と思いや、「気の利いたサービスがよかったら、取引先も連れていこう」という判断が働く。そのため、ベンダー側の説明も、あながち的外れではない。

三輪大輔
2025年10月28日読了時間: 3分
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