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外食ビジネスアナリスト 三輪大輔
MIWA JOURNAL
「MIWA JOURNAL」は、外食産業・飲食業界の最新動向を、企業戦略・業界構造・現場視点から読み解く専門メディアです。日々のニュースを単に追うのではなく、「なぜそれが起きているのか」を継続的に解説しています。「外食ニュース解説」をはじめ、「飲食経営者の肖像」「飲食DXの伴走者」などの連載を通じて、外食産業の現在地と変化の本質を伝えています。更新は火曜・木曜。
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なぜ、批評される仕事の私はこの本に救われたのか。『他人の言葉をスルーする技術』で知った、心ない言葉を玄関で止める方法
三輪大輔|外食ビジネスアナリスト 「こいつは何もわかっていない」 記事を書いていると、そうした言葉を目にすることがある。私は職業柄、とにかく他人から批評をされる立場にある。Yahoo!ニュースなどで記事を書いていることもあり、執筆後は世間の反応を探るためにSNS等に目を通すことも多い。そこには、励みになる言葉もある。一方で、時に心ない言葉が並んでいる。 「こいつは何もわかっていない」 「ただのコタツ記事を書くな」 どんなに「気にしないでおこう」と頭で思っていても、言葉の棘は刺さる。刺されば、ちくっと痛む。それが人間というものだ。しかし、本当に厄介なのは、その瞬間的な痛みそのものではない。ちくっと刺さったあとに、その傷跡がどうしても気になってしまうことだ。 「やはりあの論理展開では弱かったのだろうか」 「ネタにパンチが足りなかったのか」 そうやって、自分の中でいつまでも反省のループが始まってしまう。こうした経験があるからこそ、私は他人の言葉との距離感について書かれた本を、定期的に手に取るようになった。 他人の言葉にどう向き合うかを扱った本は多い。私

三輪大輔
3月24日読了時間: 5分


人生の「停滞感」の正体とは?40代で効いた、思考の霧を晴らす『Think clearly』という処方箋
ここ一年ほど、個人的な課題は「中年の危機にどう向き合うか」であった。この仕事にいったいどんな意味があるのか。
自分はこの先、何を目指して生きていけばいいのか。そうした問いは、放っておけば存在そのものを揺るがしかねない。実際、この一年はその問いと正面から向き合う必要があった時期である。いまはひとまず結論が出て、具体的にやりたいことも見えてきたが、振り返ると、自分の思考はかなり凝り固まっていた。年齢とともに頑固になり、考え方のバランスが悪くなっていたのかもしれない。その「こり」をほぐすひとつの糸口として、自然と手に取るようになったのが認知科学や行動心理学の本である。うまく言葉にできず、処理しきれていなかった感情や違和感に名前が与えられ、少しずつ整理されていく。その感覚が心地よかった。本書『Think clearly』も、そうした文脈で選んだ一冊である。読んでいるうちに、曖昧だった感情やモヤモヤにラベルが貼られ、頭の中の棚が整っていく。タイトルの通り、思考が明瞭になっていく体験があった。

三輪大輔
2025年11月6日読了時間: 4分


【小説・エッセイ】司馬遼太郎「項羽と劉邦」
「三国志」(吉川英治)から始まり、中国史を一年に一冊ほどのゆったりしたペースで辿っている。「始皇帝」(塚本靑史)と「呂后」(塚本靑史)と読み進め、次は北方謙三『史記 武帝紀』へ向かう予定だ。その流れの中で手に取ったのが、司馬遼太郎『項羽と劉邦』である。上・中・下巻でほぼ一年をかけて読んだが、ゆっくり進むことで、時代の空気や人物の変化がより立体的に見えてきた。

三輪大輔
2025年10月23日読了時間: 1分


「書きすぎ」が文章を殺す。向田邦子『眠る盃』に学ぶ、引き算の美学
仕事が立て込んでくると、自分の書いた文章しか読まない日が続く。最近はChatGPTを使い、客観的な意見や表現の助言を得る機会も増えた。しかし、文章の基礎をつくるのはあくまで自分だ。そのクオリティが確かなものでないと、ChatGPTの意味もない。
だけど、書き続けていると、何が正解か分からなくなり、次第に文章にしなやかさがなくなっていくのが分かる。がちがちに握ってしまった「おにぎり」のようだといえばいいのだろうか。本来はふっくらしていた方がおいしいはずなのに“握ること”に集中するあまり、結果的においしさを損ねてしまうのだ。
そのことに気づいたとき、どんなに忙しくても必ずやることがある。それが良い文章を読むことだ。僕自身が、雑誌の編集者をしていることもあり、普段は『Sports Graphic Number』や『週刊文春』『週刊新潮』といった雑誌を手に取ることが多い。だけど、時間があるときは向田邦子さんと沢木耕太郎さんの書籍に戻るようにしている。この二人は、私が「書く仕事をしたい」と考えるようになった原点だ。沢木耕太郎さんによってライター

三輪大輔
2025年9月18日読了時間: 4分
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