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フードジャーナリスト 三輪大輔

MIWA JOURNAL
飲食店経営と現場を、記者の視点で掘り下げています。
外食業界のトレンドやDX、注目企業の取り組みを分析し、
その合間にエッセイや音楽についても綴っています。
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【飲食DXの伴走者】「バズり」を運任せにしない。株式会社UNITが提唱する、再現性のある“SNS集客”の設計図
ここ数年、SNSを活用した集客に成功する飲食店の事例をよく耳にする。有名YouTuberの来店をきっかけにバズが起きた、著名インフルエンサーが訪れたことで行列が生まれた。経営者からこうした報告を受けるたび、メディアに携わる人間として少し複雑な思いになる。それでも、飲食店経営においてSNSが欠かせない存在になったことは間違いない。しかし、多くの店舗は「戦略としてSNSをどう活用するか」という核心に、まだ十分な解を持っていない。偶発的なバズに期待するしかなく、実態は運任せの集客に近いのではないか。私自身も同じ疑問を抱いていた。SNSを使った集客は博打にしか見えず、再現性のある仕組みにはなり得ないと考えてきた。こうした課題に対し、明確な答えを提示するサービスがある。株式会社UNITが提供するグルメ特化型インフルエンサープラットフォーム「ユニット」である。彼らの取り組みを取材する中で、SNS集客は偶発ではなく、設計できる領域にまで進化していることが分かってきた。実際、ある外食チェーンがSNSで話題化した裏側には、同社の支援が存在していたことも判明した。

三輪大輔
2025年12月11日読了時間: 3分


【飲食DXの伴走者】検索では辿り着けない店がある。ぐるなび・UMAME!が塗り替える、AI時代の店舗集客
お店探しもついにここまで来たか––––。
そのサービスのリリースを見たとき、時代の転換点が訪れたと感じた。私自身、店選びは心から好きである。子どもが生まれてから飲みに行く頻度は減ったからだろう。行きたい店の候補はむしろ増える一方で、Googleマップの「行きたいリスト」は相当な数になっている。おそらく一年では消化しきれない。そういうこともあり、誰かにおすすめの店を尋ねられれば、場所や予算、利用シーンに合わせて紹介するのも大好きだ。自分の中に蓄積された店のデータベースを開くような感覚があり、その過程すら楽しい。ただ、いつも好きでいられるわけではないのも事実だ。特に人数の多い二次会や、酔いも回った三次会で店を選ばなければならない場面では、候補を挙げること自体が途端に煩わしく感じてしまう。こうした状況の中で、外食業界における生成AI活用の動きが本格化しつつある。その先駆けともいえるのが、株式会社ぐるなびが提供する「UMAME!」に他ならない。同サービスは、ユーザーの嗜好に合わせてAIが最適な店を提案する仕組みを備えている。使えば使うほど学習が進み、ユー

三輪大輔
2025年10月16日読了時間: 4分


【飲食DXの伴走者】指示待ちスタッフを「主役」に変える。bottoがデジタルで繋ぐ、強いチームのコミュニケーション術
こうした経験をするたび、店の雰囲気を決めるのはやはり店長なのだと実感する。飲食店経営において、立地やメニュー、サービスは重要だが、現場に命を吹き込むのは店長に他ならない。その力量いかんで、店の質は大きく左右される。
多くの飲食店が、人材育成や研修に力を入れている理由もまさにそこにある。ただし、店長の教育は難しいのも事実だ。一過性の取り組みで終わってしまっては意味がない。現場の状態を把握し、対話を積み重ね、日々の改善につなげていく。その仕組みがなければ、育成ができないのだ。
株式会社bottoが提供する飲食店向けコミュニケーションツール「botto」が向き合っているのは、まさにこの部分である。店舗で働くスタッフの声や状態を可視化し、店長が「気づく」ためのきっかけをつくる。指示を出すためのツールではなく、現場を理解するための補助線として機能する点に価値がある。この仕組みの核となっているのが、適切なフィードバックによって気づきを与え、成長を促す設計だ。その中核を担っているのが、「テーマ」「朝礼」「振り返り」の三つの機能である。

三輪大輔
2025年9月9日読了時間: 4分


【飲食DXの伴走者】綱渡りの経営を、落ちない橋へ。リクルートのAirビジネスツールズが支える飲食店経営
そうした前提で「もし自分が店を立ち上げるなら」と考えたとき、「Airビジネスツールズ」が真っ先に思い浮かぶ。
Airビジネスツールズとは、POSレジアプリ「Airレジ」を中心に、決済サービス「Airペイ」、シフト管理サービス「Airシフト」、経営アシスタント「Airメイト」、予約管理をシンプルにする「Airリザーブ」、受付管理アプリ「Airウェイト」などで構成されるサービス群を指す。それぞれ単体でも十分に価値を発揮するが、連携することで真価を発揮する点が大きな特徴だ。

三輪大輔
2025年1月21日読了時間: 4分


【DX総論】DXの本質はデータ活用。飲食DXを理解するための基礎
DXという言葉は、すでに広く浸透した。しかし、その本質的な定義は、いまなお十分に共有されていない。DXが単なるIT導入やデジタルツールの活用と混同され、言葉だけが一人歩きしている場面も少なくない。その結果、外食大手と中小個店の間だけでなく、同じ外食産業の中でも取り組みの差が生まれている。この差は、資金力やシステム投資額の違いではない。DXに対する理解の差であり、突き詰めれば「データをどう捉え、どう活用しているか」の差である。
実際、業績を伸ばしている外食企業を見ると、その共通点は明確だ。すかいらーくホールディングスはデジタルを活用しながら現場オペレーションと顧客体験を磨き上げ、快進撃を続けている。また、トリドールホールディングスも、CIO(最高情報責任者)とCTO(最高技術責任者)を配置し、データ活用のその先までを見据えた体制を構築している。これらの企業が示しているのは、DXの本質が「ツールを入れること」ではなく、データを起点に、意思決定やビジネスモデルを変えていくことにあるという事実である。

三輪大輔
2025年1月7日読了時間: 5分
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