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外食ビジネスアナリスト 三輪大輔
MIWA JOURNAL
「MIWA JOURNAL」は、外食産業・飲食業界の最新動向を、企業戦略・業界構造・現場視点から読み解く専門メディアです。日々のニュースを単に追うのではなく、「なぜそれが起きているのか」を継続的に解説しています。「外食ニュース解説」をはじめ、「飲食経営者の肖像」「飲食DXの伴走者」などの連載を通じて、外食産業の現在地と変化の本質を伝えています。更新は火曜・木曜。
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【外食企業の現在地】物語コーポレーションがロードサイド戦略を加速。「焼肉きんぐ」に続く新業態を次々と生み出せる理由
三輪大輔|外食ビジネスアナリスト 物語コーポレーションが攻めている。 2023年には郊外型カフェ「果実屋珈琲」、2025年には「熟成肉とんかつ ロース堂」、2026年には「町中華 丸福飯店」、さらにフルサービスのうどん業態「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」をオープンした。焼肉、ラーメン、しゃぶしゃぶといった既存の柱を持ちながら、カフェ、とんかつ、町中華、うどんと、これまで本格的に展開してこなかった分野へ事業領域を広げている。 「熟成肉とんかつ ロース堂」。物語コーポレーションが2025年に立ち上げた、とんかつの新業態。郊外ロードサイドで家族連れに選ばれる店づくりを目指す。 近年の外食業界では、新たな市場へ参入する際、M&Aを活用するケースが目立つ。すかいらーくホールディングスは資さんうどんを買収し、ゼンショーホールディングスはロッテリアを買収してゼッテリアへの転換を進めた。既に知名度や店舗網を持つブランドを取得し、自社の経営資源を組み合わせて成長させることは、現在の外食業界では有力な成長戦略となっている。 しかし、物語コーポレーションは異なる道を歩

三輪大輔
8月4日読了時間: 10分


【外食企業の現在地】なぜサンマルクHDは「牛カツ京都勝牛」を買収したのか?証券出身の藤川社長の下、チョコクロの会社が挑むグローバル戦略
三輪大輔|外食ビジネスアナリスト サンマルクHDの動きが興味深い。 サンマルクホールディングス(以下、サンマルクHD)といえば、多くの人がまず思い浮かべるのは「サンマルクカフェ」だろう。看板商品の「チョコクロ」は広く知られており、駅前や商業施設で見かける身近なカフェチェーンとして定着してきた。 しかし、現在のサンマルクHDの変化は、「サンマルクカフェ」の立て直しだけでは捉えきれない。カフェ事業の再構築を進めながら、同時にM&Aを通じて新たな成長領域を取り込み、さらに「京都ブランド」を世界へ発信する企業へと変わろうとしている。ばらばらに見えるニュースを一本の線でつなぐと、同社が進めている変化の輪郭が見えてくる。 1. カフェ市場の激化と「サンマルクカフェ 再生」への舞台裏 差別化が難しい時代の「フード(体験価値)」の役割 まず押さえておきたいのは、カフェ市場を取り巻く環境の厳しさである。近年、カフェや喫茶店をめぐる競争は激しさを増している。スターバックスやドトール、コメダ珈琲店などの大手チェーンが存在感を高める一方で、個人店や中小規模の店舗にとって

三輪大輔
6月2日読了時間: 7分


【外食企業の現在地】「THE KNOT FUKUOKA Tenjin」が示す新たな価値。MOTHERSが福岡・大名で提案する“泊まれるレストラン”
三輪大輔|外食ビジネスアナリスト 福岡の勢いが加速している。 「天神ビッグバン」に象徴される再開発は街の景観を大きく変えつつあり、高層ビルや新たな商業施設の誕生が続く。街を歩けば若い世代の活気が伝わり、人口動態を見ても若年層の流入が顕著で、消費の熱量は高い。空港の利用者数も伸びており、特に韓国からの旅行者の増加が目立つ。福岡空港では2025年度、3年連続で旅客数が過去最高を更新し、2856万人に達する見通しだ。福岡は今、国内の有力都市という枠を超え、アジアのハブとしてさらなる成長が見込まれる。 その中心地・天神に隣接する大名、赤坂、大濠。その結節点に位置する場所に、新たなホテルが誕生した。それが26年4月に開業した「THE KNOT FUKUOKA Tenjin」である。長年親しまれてきた旧プラザホテル天神を全面改修し、建物の価値や記憶を引き継ぎ、新たなホテルとして生まれ変わった。 2026年4月20日に開業した「 THE KNOT FUKUOKA Tenjin」 “泊まれるレストラン”という新提案 ライフスタイルホテルブランド「THE...

三輪大輔
4月21日読了時間: 6分


【外食企業の現在地】トリドールが「DX注目企業2026」に選出された理由。「心的資本経営」を支えるDXと、その先にあるAX
三輪大輔|外食ビジネスアナリスト 外食DXの本質を教えてくれたトリドール 外食業界のDXの進め方については、トリドールホールディングスを見ておけば間違いない。実際、私自身も過去に何度か同社のDX推進の取り組みを取材させていただき、そのたびに多くの示唆を得てきた。特に、DXがまだ一般化していない段階で取材の機会をいただき、外食におけるDXの本質を学ばせてもらった。それが拙著『外食業DX』のベースにもなっている。 そのときにDXの本質を教えていただいたのが、同社のDXを牽引する存在である執行役員CIO/CTOの磯村康典氏だ。同氏は富士通を経てソフトバンクに入社し、小売業のECシステム開発などに従事。その後、ガルフネット執行役員へ就任。2012年にはOakキャピタルの執行役員として、事業投資先であるベーカリーやFMラジオ放送局などの代表取締役を務めながら、ハンズオンでの経営再建に携わってきた。 こうした実務と経営の両面を横断してきたキャリアが、現在のDX推進の礎となっていることは間違いない。また、『飲食店経営』6月号のDX特集でもお話を伺っており、DX

三輪大輔
4月10日読了時間: 7分


【外食企業の現在地】「武相」の歴史を食で繋ぐ。町田に根ざすキープ・ウィルダイニングが描く、街のグランドデザイン
町田市民の憩いの場所として、人気を集めている薬師池公園。駅からは多少離れた場所にありますが、週末になると多くの家族連れでにぎわっています。2020年4月には公園の新たな玄関口として、西園・ウェルカムゲートエリアがオープン。農産物直売所や町田産の食材を使った食事ができるカフェレストラン、クラフト体験などができる体験工房、そしてバーベキューができる広場などがあり、町田市はもちろん市外の方も足を運んでいます。他社と協同して同公園の指定管理者を務めているのが株式会社キープ・ウィルダイニングです。

三輪大輔
2025年10月7日読了時間: 6分
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