top of page
外食ビジネスアナリスト 三輪大輔

MIWA JOURNAL
「MIWA JOURNAL」は、外食産業・飲食業界の最新動向を、企業戦略・業界構造・現場視点から読み解く専門メディアです。日々のニュースを単に追うのではなく、「なぜそれが起きているのか」を継続的に解説しています。「外食ニュース解説」をはじめ、「飲食経営者の肖像」「飲食DXの伴走者」などの連載を通じて、外食産業の現在地と変化の本質を伝えています。更新は火曜・木曜。
検索


【グルメ/ラーメン】新大阪「らーめん しおじ」
ここ最近、仕事が立て込み、ラーメン店を目的に動く余裕がなかなか取れなかった。そんな中、出張の合間に立ち寄ったのが、新大阪駅の新幹線改札内にある「らーめん しおじ」だ。
年に数十回の出張を重ねる生活の中で、少し前までは駅弁に凝っていた時期もあった。しかし、限られた移動時間の中で満足感を得ようとすると、「一杯で完結する」食事へと意識は向かい、自然とラーメンに戻ってくる。
この日、注文したのは「しおじの塩らーめん」に卵トッピングだ。この他にも「九条ねぎらーめん」や「しおじの醤油らーめん」が用意されているが、個人的には塩が最も好みに合う。

三輪大輔
2025年12月2日読了時間: 2分


【アルバム論評】SUPER BEAVERはなぜ40代の胸を熱くさせるのか? ZOZOマリンライブ盤にみる「名盤の3条件」
2025年、最も聴いたアルバムは何かといえば、SUPER BEAVERのライブ盤「SUPER BEAVER 20th Anniversary 都会のラクダSP at ZOZOマリンスタジアム」だ。個人的に、良いバンドには三つの条件があると考えている。第一にバンド形態がシンプルであること。第二に昔の曲を演奏すること。そして第三にライブアルバムを出すことだ。ライブはバンドを全てをさらけ出す。だからこそ、ライブ盤を堂々と出せるバンドは信頼に足る。

三輪大輔
2025年11月27日読了時間: 4分


ロイヤルホスト 〜息子と僕と、この頃、はま寿司〜
それは、僕の人生最初の記憶と関係が深い。人生で初めての記憶は4歳の誕生日で、場所は本厚木駅の近くにあった「ロイヤルホスト」だ。ふかふかの絨毯、コック帽を被ったコックさん、そしてテーブルに届けられるおいしそうな料理。そうした光景を今でもけっこう鮮明に覚えている。そのときの、温かい家族の姿も。当時、住んでいたのは神奈川県厚木市の片田舎だ。田んぼと山と川に囲まれた自然豊かな場所で、辺りにはファストフードなどない。そんな僕にとって、ファミレスは非日常だった。だからかもしれない。4歳の誕生日のロイヤルホストでの時間は、かなり鮮烈な記憶として覚えている。今の仕事を考えると、ちょっと運命的といえるかもしれない。

三輪大輔
2025年11月25日読了時間: 2分


TBSテレビ「ひるおび」出演
11月25日(火)放送のTBS「ひるおび」内のコーナー「#ひるおびライフ」で、第4次モーニングブームについて解説しました。 飲食店のモーニングは、従来の朝食を提供する場という枠を超え、生活動線の変化や外食ニーズの多様化に合わせて広がりを見せています。第4次モーニングブームでは、専門店だけでなく、カフェ、ファストフード、ベーカリーなど業態をまたいだ進化が進んでおり、今後どのような盛り上がりを見せていくのか楽しみです。 Yahooで公開している解説記事もありますので、あわせてご覧いただければ幸いです。 第四次モーニングブーム到来!? ファミレスが朝に本気を出しはじめた理由とは

三輪大輔
2025年11月25日読了時間: 1分


【グルメ/ラーメン】浅草・田原町「担々麺 十吉樓」
浅草の雷門通りの外れ、田原町駅近くに店を構える「担々麺 十吉樓」。外観は担々麺専門店というより、オシャレなバルを思わせるシックなデザインである。店内にはボサノバが流れ、落ち着いた雰囲気が漂う。看板商品のプレミアム担々麺は、私の担々麺史において最高の一杯と言い切れる完成度である。ベースとなる鶏白湯スープは驚くほどクリーミーで、胡麻の香りが深く立ち上がる。白髪ねぎと干しエビ、スープに沈むひき肉とカシューナッツ。この立体的な盛りつけが、視覚的にも味覚的にも満足度を押し上げている。

三輪大輔
2025年11月20日読了時間: 1分


ライターの仕事はなくなる?AIに「代替される人」と「生き残る人」の決定的な差
現在、AIの進化は目覚ましいものがあります。ライターの方でも、文字起こしツールや、ChatGPTのような生成AIを、実際の仕事に取り入れている人が増えているのではないでしょうか。私自身も積極的に活用しており、以前と比べて生産性は格段に高まりました。一方で、AIの進化によって「ライターの仕事はなくなるのではないか」という不安を抱く方もいるかもしれません。少し前の話になりますが、2015年12月に野村総合研究所が「日本の労働人口の49%が人工知能やロボットで代替可能になる」というレポートを発表し、大きな話題を呼びました。その中で特に注目されたのが、「代替可能性が高い職業100」と「低い職業100」のリストです。

三輪大輔
2025年11月18日読了時間: 4分


【飲食経営者の肖像】プロントコーポレーション杉山和弘社長
月刊飲食店経営12月号が発売。今月号の表紙は、株式会社プロントコーポレーションの代表取締役社長、杉山和弘氏です。

三輪大輔
2025年11月14日読了時間: 4分


【音楽エッセイ】ミスチルと親友と、青春の終わり。
いつの日もこの胸に流れているメロディ––––その爽やかな旋律は音楽なんて知らなかった、12歳の僕の心を鷲掴みにした。なんだ、この胸が高鳴る音楽は。大きな衝撃とともに、僕の世界の色は塗り替えられた。原色の世界から、より深みと豊かさ、そして陰影を持った世界へ。もしかしたら、それが大人への第一歩だったのかもしれない。とにかく、「innocent world」との出合いから僕とミスチルの物語が始まった。その後も、人生の節目には、いつもミスチルの音楽がそばにあった。例えば、大学受験のときは『終わりなき旅』だ。CDコンポで何度も聴き返し、ただ未来だけを見据えながら勉強机に向かった。大学に合格したものの、家庭の事情で進学できなかったときは『Any』だ。「今 僕のいる場所が」という一節に救いを求めながら、現状を打破するいとぐちを探していた。就活の時期は『Worlds end』、29歳であてもなく再び上京したときは『Prelude』、そして会社員時代に燃え尽き症候群で心が空洞になったときは『未完』と、数え上げればきりがない。人生の転換点には必ずミスチルの楽曲が寄り

三輪大輔
2025年11月11日読了時間: 7分


人生の「停滞感」の正体とは?40代で効いた、思考の霧を晴らす『Think clearly』という処方箋
ここ一年ほど、個人的な課題は「中年の危機にどう向き合うか」であった。この仕事にいったいどんな意味があるのか。
自分はこの先、何を目指して生きていけばいいのか。そうした問いは、放っておけば存在そのものを揺るがしかねない。実際、この一年はその問いと正面から向き合う必要があった時期である。いまはひとまず結論が出て、具体的にやりたいことも見えてきたが、振り返ると、自分の思考はかなり凝り固まっていた。年齢とともに頑固になり、考え方のバランスが悪くなっていたのかもしれない。その「こり」をほぐすひとつの糸口として、自然と手に取るようになったのが認知科学や行動心理学の本である。うまく言葉にできず、処理しきれていなかった感情や違和感に名前が与えられ、少しずつ整理されていく。その感覚が心地よかった。本書『Think clearly』も、そうした文脈で選んだ一冊である。読んでいるうちに、曖昧だった感情やモヤモヤにラベルが貼られ、頭の中の棚が整っていく。タイトルの通り、思考が明瞭になっていく体験があった。

三輪大輔
2025年11月6日読了時間: 4分


【グルメ/ラーメン】新宿御苑前「麺宿 志いな」
二十数年前、新宿御苑前の会社に勤めていた時期がある。当時の新宿御苑は、都会の中の小さな“隠れ里”といった趣があり、個人店が多く、老舗や名店が点在する街であった。しかし、今は雰囲気が変わりつつある。新宿や四谷の家賃高騰により、飲食の新店が御苑方面へ流れてきているとのだろう。新しくオフィスを構える企業や、御苑を目当てにした外国人観光客も目に見えて増えた。ビジネスチャンスの大きな街へ変わり始めている。

三輪大輔
2025年11月4日読了時間: 2分


【楽曲レビュー】吉井和哉/みらいのうた
ひっそりとリリースされたその曲は、僕の心にスッと染み込んでいった。まるで最初から、その曲のための隙間が心の奥に用意されていたかのように、ごく自然に。気づけば、冷めた心に注がれるアルコールのように静かに熱が広がり、リピート再生を繰り返していた。リリース日は2021年8月6日。僕はその四日後に39歳になり、二週間後には父親になろうとしていた。僕の心を静かに、でも力強く動かした曲とは、吉井和哉の「みらいのうた」だ。当時、なぜこの曲が強く胸に残ったのか、うまく言葉にできなかった。しかし今、振り返ると、あの頃の僕は強く“有限性”を意識していたのだと思う。39歳で初めての子どもを迎える。子どもが成人する頃、僕は59歳になる。人生は思っているほど長くない。子どもと過ごせる時間も、想像している以上に短い。その現実が、胸の深いところで静かに動き始めていた

三輪大輔
2025年10月30日読了時間: 4分


スマホオーダーはなぜ賛否を巻き起こすのか
スマホオーダー導入をめぐる問題が生じる根本的な理由は、飲食店側のメリットが優先されすぎている点にある。飲食店がスマホオーダーの導入を進める理由は、大きく分けると人手不足の解消か、人件費高騰への対応の二つに行き着く。もちろん、これらは店舗運営にとって極めて重要である。しかし、こうした経営上のメリットが過度に優先されると、顧客体験価値(CX)が置き去りになるのも事実だ。
多くのベンダーは、スマホオーダーによってスタッフをオーダーテイクの煩雑さから解放し、本来の業務に集中できると説明する。その結果、先回りした声掛けができたり、これまでできなかったメニューのお薦めができたりして、結果として、顧客体験価値が上がるという論理だ。そもそも「オーダーテイクが素晴らしかったから、あのお店にもう一度行こう」とはならない。それよりも「スタッフに勧められた料理が印象的だったからまた来たい」と思いや、「気の利いたサービスがよかったら、取引先も連れていこう」という判断が働く。そのため、ベンダー側の説明も、あながち的外れではない。

三輪大輔
2025年10月28日読了時間: 3分


【小説・エッセイ】司馬遼太郎「項羽と劉邦」
「三国志」(吉川英治)から始まり、中国史を一年に一冊ほどのゆったりしたペースで辿っている。「始皇帝」(塚本靑史)と「呂后」(塚本靑史)と読み進め、次は北方謙三『史記 武帝紀』へ向かう予定だ。その流れの中で手に取ったのが、司馬遼太郎『項羽と劉邦』である。上・中・下巻でほぼ一年をかけて読んだが、ゆっくり進むことで、時代の空気や人物の変化がより立体的に見えてきた。

三輪大輔
2025年10月23日読了時間: 1分


インタビューが「浅いQ&A」で終わっていませんか?編集ページの取材を深める、3つの逆転発想
文章がうまいライターは、インタビューがうまいケースが非常に多いです。文章そのものの技術以上に、どれだけ「いい素材」を引き出せるかが、原稿の質を大きく左右します。下手なインタビューからは、どれだけ文章力があっても良い原稿は生まれません。その意味で、インタビューの成否がそのまま原稿のクオリティを決めると言ってもよいでしょう。とはいえ、インタビューに苦手意識を持つ方も少なくありません。そこで今回は、広告ではなく、編集ページのインタビューに焦点を当てます。編集ページのインタビューは、単なるQ&Aでは深まりません。人物や企業の思考の構造を引き出すためには、質問の設計、対話の広げ方、読者へ届ける文脈づくりという三つの技法が欠かせません。

三輪大輔
2025年10月21日読了時間: 6分


【飲食DXの伴走者】検索では辿り着けない店がある。ぐるなび・UMAME!が塗り替える、AI時代の店舗集客
お店探しもついにここまで来たか––––。
そのサービスのリリースを見たとき、時代の転換点が訪れたと感じた。私自身、店選びは心から好きである。子どもが生まれてから飲みに行く頻度は減ったからだろう。行きたい店の候補はむしろ増える一方で、Googleマップの「行きたいリスト」は相当な数になっている。おそらく一年では消化しきれない。そういうこともあり、誰かにおすすめの店を尋ねられれば、場所や予算、利用シーンに合わせて紹介するのも大好きだ。自分の中に蓄積された店のデータベースを開くような感覚があり、その過程すら楽しい。ただ、いつも好きでいられるわけではないのも事実だ。特に人数の多い二次会や、酔いも回った三次会で店を選ばなければならない場面では、候補を挙げること自体が途端に煩わしく感じてしまう。こうした状況の中で、外食業界における生成AI活用の動きが本格化しつつある。その先駆けともいえるのが、株式会社ぐるなびが提供する「UMAME!」に他ならない。同サービスは、ユーザーの嗜好に合わせてAIが最適な店を提案する仕組みを備えている。使えば使うほど学習が進み、ユー

三輪大輔
2025年10月16日読了時間: 4分


【グルメ/ラーメン】水道橋「中華そば 勝本」
日本のラーメン価格は長らく“千円の壁”が存在していた。しかし近年は千円を超える一杯も増え、潮目の変化を感じる。それでも、世界の物価感覚から見れば依然として安い領域である。一方で、ラーメン店の倒産や買収は増えており、背景には原材料費の高騰、値上げに付加価値をどう乗せるかといった課題がある。うまいだけでは成立しない時代であり、経営の視点が不可欠となっている。そうした環境の中で、水道橋「中華そば 勝本」は苦い経験を経て、アップデートされた店といえるかもしれない。同店は2022年4月、コロナ禍の影響により運営会社が倒産した。現在は株式会社Food Operation Japanが事業を引き継ぎ、営業を継続している。以前の代表であった松村康史氏は顧問に就き、厨房に立つ形で店主としての役割に専念している。経営と現場を切り離す判断により、ブランドを存続させたと理解できる。

三輪大輔
2025年10月14日読了時間: 2分


ミスチル、イエモン、LUNA SEA。1997年、日本のロックが「深海」へ潜り始めた瞬間
戸惑いの正体は、アルバムそのものにあった。B’zの『Brotherhood』、Mr.Childrenの『DISCOVERY』、そしてGLAYの『HEAVY GAUGE』。それぞれのアルバムには『ギリギリCHOP』『終わりなき旅』『Winter, again』といった、バンドを代表する曲がしっかり収録されている。にもかかわらず、アルバム全体を覆っている空気は、どこかダウナーで、重い。
これまでの彼らのPOPさに油断して、無邪気に触ったら指先が深く切れるような荒々しさ。アーティストが抱える精神の軋みが、そのまま剥き出しの音像となって現れている。高2の自分にとっては、少しヘビーすぎた。
当時は言葉にできなかったが、いま思えば、僕はその時点で時代の移り変わりを肌で感じていたのだと思う。実際、その頃には宇多田ヒカルの『First Love』が発売され、歴史的なヒットを記録していた。バンドが音楽シーンの中心にいた時代は、静かに終わりを迎えつつあった。2000年を超える頃には、活動休止や解散を選ぶバンドも、少しずつ増えていく。

三輪大輔
2025年10月9日読了時間: 5分


【外食企業の現在地】「武相」の歴史を食で繋ぐ。町田に根ざすキープ・ウィルダイニングが描く、街のグランドデザイン
町田市民の憩いの場所として、人気を集めている薬師池公園。駅からは多少離れた場所にありますが、週末になると多くの家族連れでにぎわっています。2020年4月には公園の新たな玄関口として、西園・ウェルカムゲートエリアがオープン。農産物直売所や町田産の食材を使った食事ができるカフェレストラン、クラフト体験などができる体験工房、そしてバーベキューができる広場などがあり、町田市はもちろん市外の方も足を運んでいます。他社と協同して同公園の指定管理者を務めているのが株式会社キープ・ウィルダイニングです。

三輪大輔
2025年10月7日読了時間: 6分


「書きすぎ」が文章を殺す。向田邦子『眠る盃』に学ぶ、引き算の美学
仕事が立て込んでくると、自分の書いた文章しか読まない日が続く。最近はChatGPTを使い、客観的な意見や表現の助言を得る機会も増えた。しかし、文章の基礎をつくるのはあくまで自分だ。そのクオリティが確かなものでないと、ChatGPTの意味もない。
だけど、書き続けていると、何が正解か分からなくなり、次第に文章にしなやかさがなくなっていくのが分かる。がちがちに握ってしまった「おにぎり」のようだといえばいいのだろうか。本来はふっくらしていた方がおいしいはずなのに“握ること”に集中するあまり、結果的においしさを損ねてしまうのだ。
そのことに気づいたとき、どんなに忙しくても必ずやることがある。それが良い文章を読むことだ。僕自身が、雑誌の編集者をしていることもあり、普段は『Sports Graphic Number』や『週刊文春』『週刊新潮』といった雑誌を手に取ることが多い。だけど、時間があるときは向田邦子さんと沢木耕太郎さんの書籍に戻るようにしている。この二人は、私が「書く仕事をしたい」と考えるようになった原点だ。沢木耕太郎さんによってライター

三輪大輔
2025年9月18日読了時間: 4分


年収が上がるライターは「断り方」が上手い。疲弊するだけの仕事を手放す3つの基準
稼げるライターになるには、「断る勇気」が必要です。駆け出しの頃は、できるだけ多くの仕事を受けたほうがいいと思いがちです。私自身も、かつてはそう考えていました。お金の不安もあり、とにかく依頼が来た仕事は何でも引き受けていた時期があります。
しかし今振り返ると、その姿勢が必ずしも実力の向上や収入アップにつながっていたとは言えません。むしろ、遠回りだったと感じる仕事も少なくありません。
仕事を選ばずに引き受けていた時期を過ごし、結果として残ったのは、消耗感と「自分は何者なのか分からない」という感覚でした。本記事では、なぜライターにとって「断ること」が成長と収入に直結するのか、その理由を実体験をもとに整理します。

三輪大輔
2025年9月11日読了時間: 4分
bottom of page